8月10日(月)
- 『本の雑誌387号』
- 本の雑誌社
- 720円(税込)
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どうやら猛暑のピークは過ぎ去ったようだ。暑いことは暑いけれど生死を彷徨う暑さではなくなった。
しかし、朝、御茶ノ水駅に着くと同時に雨が降りだす。傘はない。まあどうせ乾くしと雨の中歩き出す。すると途中で土砂降りに。びしょびしょになって社内に駆け込むと一足先に出社していた浜田(雨に降られていない)が驚く。
「すげえ、雨だよ」
そう言って外を見ると光が差している。
「雨なんか降ってないじゃないですか」
続いて小林、浜本、松村と出社。
「雨、大丈夫でした?」
「えっ! 雨? そういえばアスファルトが濡れてましたね」
どういうことだ。
週末に予約した大相撲9月場所のチケットを発券しにセブン・イレブンへ行く。両親が死ぬ前に一度観てみたいと言っていたので親孝行のふりをしているが、実は自分も一度は観てみたかったのだ。13日目のマス席をゲット(同日発売の佐野元春のさいたま新都心ライブは取れずに撃沈。号泣)。
当日は相撲を見た後、山口瞳が師である高橋義孝先生と歩いた道を歩き、これも山口瞳のコースにならい並木藪蕎麦へ向かおう、そうすれば東武伊勢崎線の始発に乗って両親は帰宅できると考えグーグルマップを眺めるも、両国から浅草がちょっと遠い。私は大丈夫だとしても70歳を越えた両親にはキツかろう。
若かったとはいえ山口瞳も高橋義孝先生も健脚だったんだなあと思いつつ、先日小宮山書店のガレージセールで単行本を買い直し会社に置きっぱなしだった『行きつけの店』(TBSブリタニカ)のページをめくると、その頃は両国国技館ではなく、蔵前国技館だった。
金曜日から「絶対客注の電話が鳴り続けるよ」と予想していた津野海太郎著『百歳からの読書術』の電話注文が予想通り朝から鳴り続ける。日曜日の朝日新聞に三八広告を出稿したおかげ。新聞は読まれていないわけではなく、ある年齢層には相変わらず圧倒的な影響力を持っているのだ。
三省堂書店のUさんと「SANKOUEN」でランチした後、営業へ。本+カフェ+雑貨の融合店というのが増えているが、売り場はがらがらだけれどカフェは満員というお店をよく見かける。ならばカフェだけやったほうが儲かるのでは?と思うのだけれどあれは本や雑誌があるからお客さんがコーヒーを飲みたくなるのだろうか。もしそうならばドトールやらスターバックスに「ものすごく集約力がアップするんです」と営業に向かうべきなのではないかと思いだす。
「本の雑誌」9月号搬入。