10月2日(金)
先日、本の雑誌社倒産の危機を救った浜田のために、朝9時発売のヤクルトスワローズ対阪神タイガースのチケットをとるべく早出通勤するも、京浜東北線が運転見合わせのため会社に着いたのはすでにチケットが完売した10時過ぎ。
その間、浜田からなんの連絡もなかったので、今日一日お通夜の席にいるおもいで仕事するのかと覚悟して会社の扉を開けると、開口一番「杉江さんの分もとりましたから〜!!」と浜田が叫ぶ。
えっ?! なんで俺? まあ確かに小学校一年からのヤクルトファンだけれど、ここ数年は年に一、二度神宮に行く程度で、もはや選手の名前よりもコーチの名前のほうが詳しいくらいなのだ。
「ダメです。絶対一緒に行ってください! ヤクルトスワローズに足りないのは優勝経験なんです。誰一人として、いやつば九郎以外14年前の優勝を知らないんです。もちろん私だって14年前はヤクルトファンじゃなかったから知りません。だから一人でも多く優勝経験者を神宮球場に集めて、その経験の力によって優勝させて欲しいんです」
なんだかわからないけど、夕方、浜田とともに神宮へ。浜田の観戦仲間が奇跡的にとれたチケットはなんとバックネット裏の、すぐそこに野村克也氏とサッチーがいるというとんでもない良席。そしてもはや緊張でおかしくなっている浜田の膝の上にはビールが12本。
そして試合は......いやあ興奮した。
踊ったね、東京音頭。傘、もちろん開いた。
ファンの皆様、おめでとうございます。