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11月20日(金)

白日の鴉
『白日の鴉』
福澤 徹三
光文社
1,944円(税込)
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 終日、注文書及び書店さん向けDM作り。

 その間に沢野さんやってくる。文藝春秋のKさんやってくる。来月本を出す藤脇さんやってくる。新潟文信堂書店Hさんと昼食。千客万来。

 夕刻、教文館に本の雑誌40周年特製ブックカバー直納。

 帰宅後、本日はランニングも体幹トレもしない休息日なので、借りていた「トゥルー・ロマンス」観る。まさか銃撃シーンで腹抱えて笑うことができるなんて! タランティーノはやっぱりすごい。笑いすぎて腹痛い。

 家族は就寝したもののすっかり目が冴えてしまったので、福澤徹三の新刊『白日の鴉』(光文社)を読み出す。のっけから登場人物に不幸が振り注ぎ目の離せぬ展開。とても寝ることはできず、そのまま徹夜して一気読み。大傑作。構成、人物造形、ストーリーディテール、すべてよし!

 ベストを決めるとベスト本が出るというのは読書界マーフィーの法則だけれど、『白日の鴉』は間違いなく今年読んだエンターテイメント小説のなかで3本指に入る作品。ほかの2冊は柚木裕子『孤狼の血』(KADOKAWA)と辻村深月『朝が来る』(文藝春秋)か。来年のベストには必ず入れる。

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