12月4日(金)
第63回菊池寛賞贈呈式のため、会社に集合した目黒さんとともに4時ホテルニューオータニへ。受賞者控室なんて身分不相応なところに入れていただきお茶を啜っていると椎名さんがやってくる。宮部みゆきさんにお花を頂いたりしているうちに贈呈式は始まり、浜本、目黒、椎名と壇上にあがる。同時受賞の吉永小百合さんと急接近。式は滞りなく終わる。
その後、新宿・浪曼房に移動し、菊池寛賞受賞と創刊40周年を祝う「本の雑誌をいい子いい子する会」を開催。元スタッフ、元助っ人、執筆陣、取引先の皆さんが大集合。21センチ×14・8センチの紙の束のもとにこれだけの人が集まる。しかもその人たちがみんな熱い想いを持っている。
ここ何年かいろいろ頑張って、少しは椎名さんや目黒さんに近づけたかと不遜なことを考えていたけど、完璧に打ちのめされる。クリーンヒット! 鼻は潰れ、パンチが顔に埋まる。
椎名さんや目黒さんがやっていたのはそんなレベルのものではなかった。育んでいるものが全然違った。
立ち上がってもう一度ファイティングポーズが取れるかわからない。でも立ち上がらないといけない。
何もかもやり直しだ。