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6月15日(水)

 ネットでガンバ大阪戦を追いかけるも前半で失点。頭に来てランニングに向かおうとすると妻から「ちょっと待って」と声をかけられる。

 昨日から娘もランニングを始めたらしく、もうすぐ部活を終えて帰ってくる頃だから一緒に走ってあげてという。そういえば数日前、高校の30分ハーフの試合で体力がもたないと嘆いていたのだ。

 娘は高校に入学すると、軽音部に入るかと弓道部もいいかと悩んでいたものの結局女子サッカー部に入部届けをだした。そして部員は多いものの経験者の少ない部で、いきなり3年生に混じって試合に出始めた。

 これまで小中のクラブチームではいつも5、6番手の選手で、誰かに任せていればよかったものの、初めて期待と責任を背負い、ついに眼の色が変わったようだ。毎日夜遅くまで部活に励み、ついには自ら走りだしたとは。娘の「サッカーデイズ」はこれからが山場なのかもしれない。

 その娘の帰宅を待って、一緒にランニング。どれくらい走れるものかとゆっくりスタートし、徐々にスピードをあげていく。娘と最後に走ったのはいつ頃だっただろうか。小学校5年、いや6年だっただろうか。あの頃は赤信号で止まる度に肩で息をし、少しでも遠くなりそうな方向に私が歩みを向けると、ダメダメこっちとまっすぐ家に帰る道に腕を引っ張ったのだ。

 その娘が後ろから息も乱さずついてくる。

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