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6月20日(月)

Introduction to Elliott Smith
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Before This World
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 登校支度の済んだ娘が「車で送って」と言ってくる。雨は降っていない。「なんで?」と尋ねると「足が筋肉痛で歩けない」という。

 そういえば昨日の日曜日、ランニングについてきた娘を大自然あふれマイナスイオンが降りそそぐ15キロコースに招待したのであった。

 5キロくらいまでは平気で背中を追ってきたものの8キロを過ぎたあたりから足音が小さくなり、振り返れば娘との距離は開く一方。元々ずいぶんペースを落として走っていたものの、私にとってはほとんど歩くのと変わらぬペースまで落とし、娘の背中を押すように走ったのだった。

 それでも一度も歩くことなく、いきなり15キロ走れるというのはすごいもんだ。こうなったら娘と二人でフルマラソンを目指し、『ランニングデイズ』でも執筆するか。

 早出のため娘は送らずに出社。週末のうちに届いていた原稿をタイプし、そののち新刊DMを作成。

 先週、校了が終わったら何もしない編集者にPOPでもパネルでもつくって一冊でも売る努力をしてみろと叱責したところ、パネルを作りましたと持ってきたのだけれど、これが表紙とほとんど変わらぬデザイン。

 いったい何のために、どこにパネルがつくのかまるで考えていない。こんなものは柏木の守備と一緒で、ただそこにいるだけ。アリバイパネルであり、アリバイPOPは付けるだけ邪魔で迷惑。結局自分で作ることにする。

 11時、ネット書店B社のOさん来社。大変そうなので、励ます。

 13時、高円寺の文録堂N店長とランチしながら、今週25日(土)13時よりに行う「絲山秋子と書店員による『公開書簡フェア』座談会」のイベント打ち合わせ。なぜに私がやっているかというと、この往復書簡を電子書籍化させていただくのだ。

 そののち、営業。荻窪のTitleを訪問し、辻山さんに208GATE制作の『矢部潤子とリブロ最後の日 2015年7月20日』を渡す。リブロにいらした辻山さんの朝礼の姿を掲載しているのだ。

 それにしてもTitle。これまで4度ほど訪問しているが、一度だってお客さんがいなかったことがない。そりゃあ当たり前だろと思われるかもしれないが、ここは最寄りの荻窪駅から徒歩15分ほどかかるのだ。もちろん近所のお客さんもいらっしゃるだろうが、恵文社一乗寺店同様Titleで買い物するために遠方よりいらしている方が多いように見える。

 本日も手に何冊も本を抱えたお客さんがゆっくりと棚を回遊し、レジでは辻山さんと二、三言、本や作家の話をしている。本屋ツーリズムという文化が生まれているのかも。

 ぐぐぐっとバスで西武新宿線に移動し、田無のリブロでYさんに『矢部潤子とリブロ最後の日 2015年7月20日』を渡した後、上石神井のオリオン書房さんを訪問。エキュートから異動して以来のHさんにご挨拶。「なんか年々若返ってませんか?」と驚かれる。

 帰社。あちこちにメールを送って、疲労困憊。

 帰宅すると、週末に観た映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のエンディングテーマ「Miss Misery」で電撃が走り(映画もよかった)、即注文した「Introduction to Elliott Smith」Elliott Smithが届いていた(送料無料にするためほしい物リストにいれておいた「Before This World」James Taylorも同時に注文)。

 早速聴くと、これがもう今、私が求めていた音楽そのもの。そのままヘビロテしつつ就寝。

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