6月29日(水)
- 『ジブリの仲間たち (新潮新書)』
- 鈴木 敏夫
- 新潮社
- 907円(税込)
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『ジブリの仲間たち』鈴木敏夫(新潮新書)読む。あまりにおもしろくて、去年まで助っ人アルバイトでいたジブリ・オタクの谷口くんにLINEしてしまった。
ジブリのプロデューサーである鈴木敏夫氏が、これまでジブリの映画をどのように売ってきたかが語られているのだけれど、当然それはひとりでできるものではなく、いろんな企業のいろんな人たちと一本の映画をより多くの人に届けるために格闘してきたのである。
配給、興行、宣伝、広告...規模や仕組みは出版業界とは違うのだけれど、編集や営業といった枠を越えてプロモーションが大切になっている現在、必読の書だ。物(コンテンツ)を売るということの面白さと難しさがこの1冊に詰まっている。出版社もこれくらい一作に集中できたらいいんだけど。