9月10日(土)
- 『ぼくのプレミア・ライフ (新潮文庫)』
- ニック ホーンビィ
- 新潮社
- 720円(税込)
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久しぶりの休みでゆっくり寝ていたいものの、息子のサッカーの当番にあたっているため、午前中には車にベンチやら石灰やらを積んでグラウンドへ。相変わらず怒鳴りつけるばっかりの少年団のチームにはまったく共感できず、アップする息子の様子からどれだけ成長しているか確認するのみ。
昼、パート仕事を終えた妻が来たので、当番交代。家に帰り、息子が食い残した素麺をソーミンチャンプルーにするも、油臭くてげんなり。外で食べるソーミンチャンプルーはあんなに美味しいのに、自分で作るのは容易ではない。
20キロほどランニングした後、1時間ほど昼寝し再びグラウンドへ。息子がレッズ戦を観たいというので少年団を早退させ、埼玉スタジアムへ向かうのだ。
この夏、浦和レッズの前座試合で埼玉スタジアムのピッチに立った息子は、妙にレッズに興味を持ち始めている。うれしいような、めんどくさいような、これまでずっとひとりでスタジアム通いしていたからどう対処していいのかわからないのだけれど、行きたいというものを拒むのもおかしいので、連れていく。
自転車2台、463バイパスを走る。「今日さ、誰が点とるかな。武藤かな? 興梠慎三かな? ねえ、興梠って今日試合にでる?」振り返ると、22インチの自転車を必死に漕いで、息子がついてくる。
無観客試合の経験からか空席が目立てば目立つほど強い浦和レッズは、サガン鳥栖を得意のコンビネーションでぶち破り2対0で勝利。点が決まる度に息子も拳を突き上げ、その息子を私は抱きかかえた。
真っ暗な道を自転車で帰る。背中には、覚えたばかりのチャントを口ずさむ息子の声が続く。ところどころ間違えているけれど、気持ちよさそうなのでそのまま走る。