6月14日(水)できない仕事はできる人に任せる日
仕事の目標は、思いついたことはすべてやる、結果を考えずに仕事する。
今月の新刊『新・ニッポン分断時代』のPOPを下書き。私のモットーは、苦手なことは努力しない、得意な人にすっかり任せる、なのでここから先は助っ人アルバイト学生で芸大の院生Hさんにお任せ。ラフと私のMacを渡し、デザインしてもらう。
倉庫から『謎の独立国家ソマリランド』の帯とカバーが届き、交換の希望があった三省堂書店有楽町店さんに納品。今月22日には集英社で文庫化されるわけだけれど、4年半、ときには新聞で、ときにはテレビで、ときにはラジオで突然紹介され、予想外に売れる瞬間があったのだけれど、一度も在庫を切らさず品切れ期間を作らなかったのは、誰も気付かないけれど営業が最も誇れるGood Jobだ。決して刷り過ぎてもいないし、強弱をつけた重版発注も無駄はほとんどなかったはず。我が社は一切販売データを閲覧していないので、すべて私の勘。
納品を終えて会社に戻ると『文体の科学』(新潮社)の山本貴光さんが編集の高野と打ち合わせ中。脇から入って刺激的な話を伺う。続いて『直木賞物語』(文春文庫)の川口則弘さんが来社され、こちらも高野と打ち合わせ。川口さんの著作を本の雑誌社から出せていないのは痛恨事なので、打ち合わせの合間に隙をうかがう。そうこうしていると「つるとはな」の岡戸絹枝さんも来社され、いったいこの会社はどうなってるんだ?!
午後、取次店N社さんで、今秋とある書店さんで開催される予定の新たな試みの説明会に参加。面白そうだけれど、何かできることがあるだろうかとしばし悩む。
夕方会社に戻ると、印刷会社『新・ニッポン分断時代』の見本が届く。装丁もしっくり決まって素晴らしい出来。初回注文〆作業。
帰宅すると国内ではまったく買えず海外から取り寄せていたCDが届いていたので大興奮。J.J.CALE「ONE WAY TICKET」。早速iPodに入れて、ご機嫌にランニング8キロ。読書。