11月16日(木)
通勤読書は唯川恵『淳子のてっぺん』(幻冬舎)。先日出張で訪問したジュンク堂書店三宮店Sさんより「絶対号泣するから電車のなかで読んじゃダメ」とオススメされたのに、電車のなかで読み始めてしまった。案の定、冒頭から涙を堪えられず途中下車。肩を揺らして泣く。尊敬する登山家・田部井淳子さんをモデルにした小説。
出張やらイベントやらで代休がずいぶん溜まっており、昨日か今日休む腹づもりだったのだが、昨日は会議、今日は来客で結局休めず。疲労は溜まる一方。当たり前のことだけれど、余暇を過ごすものを作ってる人間が、余暇を過ごしていなければよいものなど作れるわけがない。会社に着くと「おすすめ文庫王国2018」の社内座談会のゲラが出ていたので、真っ赤になるほど手を入れる。
定期購読通販サイト「富士山マガジンサービス」のAさん来社。定期購読を増やすための施策を指南いただく。要するに浦和レッズのシーズンチケットホルダーを増やすためにはどうしたらいいのか考えるのと一緒なのだったが、ならばなぜ私が23年もシーズンチケットを買い求めているかといえば、レッズへの愛なのだった。愛に見返りは求めず──では話が終わってしまうので、焦げついた脳を真っ白にして話を伺う。
昼は「光華飯店」で味噌ラーメン。もはやふつうの量の味噌ラーメンすら持て余してしまう46歳。若かりし頃、ラーメンチャーハン餃子とペロリと平らげ母親が残した中華丼まで食べていた食欲はいったいどこれいってしまったのだろうか。
午後、販促DMの制作に勤しむ。あとは編集部から新刊のデータを待つのみ。
定時で上がり、帰宅。ランニング6キロ。夕食後、某所より頼まれている単行本の編集作業。
twitterやFacebookでは今夜放送の読書芸人の「アメトーーク!」の話題で持ちきり。しかしとてもそんな時間まで起きてることは不可能で湯たんぽがわりの息子と抱き合いながら11時に就寝。