2月16日(金)
9時出社。10時に本のフェス実行委員会のAさん来社。イベント全体の説明をいただく。楽しそう。
11時半、駆け足で池袋へ。元パルコブックセンター(リブロ)の矢部さんをインタビュー。第2回めの今日は本の注文の仕方について。
その後、新宿の書店さんを覗いて会社に戻る。
18時半、編集の高野とともに千駄木の往来堂さんへ。『本の雑誌』3月号にご登場願った往来堂の笈入さんと学芸大学恭文堂の田中さんと打ち上げ。
次から次へと業界のルールは守りつつも、常識を打ち破る工夫やアイデアが飛び出し、有意義で愉快な時間を過ごす。
帰路、代々木上原在住の助っ人アルバイト・鈴木先輩に先行発売で買い求めてもらった岩楯幸雄『幸福書房の四十年 ピカピカの本屋でなくちゃ!』(左右社)を読み出す。
「ただただ真面目に、40年間本を売り続けて私は生きてきました。それは、私が本を売るのが好きだからです」
すべての言葉を、すべての文章を、書き写したくなるほど愛おしい。閉店準備の忙しい中、というか日常だって朝7時から夜11時までずっと店に立ち、本を売っている中、このような本を残していただけたことに深く深く感謝す。
幸福書房さんに限らず、一度でも本屋さんで本を買ったことがある人にはぜひとも読んで欲しい1冊。本を買うということの"幸福"が、この本の中にぎっしりつまっている。