6月27日(水)
センスのいいものはセンスのいい人しか買わない。
おしゃれなものはおしゃれな人しか買わない。
昨日の商談から得た教訓。
白い。世界が白い。
まだ6月だというのに容赦なく照りつけてくる太陽。
どんな暑さでも外を廻る営業。
ふらふら。
恒川光太郎『滅びの園』(KADOKAWA)読了。
自分が知っている恒川光太郎とはかなり違うような気がするけど(『夜市』『雷の季節の終わりに』『秋の牢獄』『草祭』ぐらいまでは読んでいた)、なんだか筒井康隆や眉村卓みたいですごく面白かった。
宇宙から〈未知なるもの〉がやってきて地球に取り憑き、プーニーという謎の生命体が襲ってくる。
はじめはほわほわファンタジーなゆるゆるの展開で読むのをやめようかと思ったりもしたのだが(それも実は意味があった)、2章から怒涛のSFワールドに突入し、ページをめくるたびにこちらの想像を軽く凌駕する展開が待ち受けており、一気読み。人間ドラマもしっかり描かれており大満足。これは恒川光太郎の著作を辿り読みしなければならない。
深夜、ドイツ対韓国の戦いに大声を上げてしまい、怒られる。いや、これは声を出さざる得ないだろ。