5月3日(日)
4時起床。もう日にちも曜日もまったく感覚がなくなっている。昨日と今日の区別がつかない。
夏日。午前中、息子とランニングで埼玉スタジアムへ。本来であれば今頃自由席の待機列に並んで大分トリニータとのJ1第12節を楽しみにしていたはずなのだが、Jリーグは第1節を終えてからコロナの影響で休止中。まったく装いのない殺風景な埼スタを見ていたら涙がこぼれ落ちてくる。あそこを真っ赤に染めて、みんなと応援したい。往復12キロラン。
昼食にそばを茹で、その後読書。
伊吹有喜『雲を紡ぐ』(文藝春秋)読了。不登校になった娘が両親とぶつかり、長年疎遠だった職人の祖父の元で再生していくという、ある種テンプレ通りのストーリーなのに、なぜにこんな胸を熱くさせられるのだろうか。
とてもいい小説を読んだなあと思いつつ、ゆっくりページを閉じると、昨年両親と旅した岩手山の姿が浮かぶ。無性に盛岡に行きたくなる小説だ。小野寺史宜の『まち』もそうだったけど、最近かっこいいおじいさんの話し増えているか、とも思う。
注文していた、シェーン・バウアー『アメリカン・プリズン 潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス』(東京創元社)が届く。
夕方、散歩。自宅待機になってからこの夕方の時間がものすごく苦手になった。今日も何もしなかったなあという憂鬱な気持ちになってしまう。毎日走るか歩くかしてやり過ごしている。
interFM「Barakan Beat」を聴きながら夕食。その後、オンエアされていたNitty Gritty Dirt Bandが気に入り、CDを注文しつつ、「Uncle Charlie And His Dog Teddy」をAppleMusicで聴いて就寝。