4月19日(月)
8時に出社。4月に入ってから電車はもう超満員で、これで通勤していたらさすがにやばいだろうと早朝出社に切り替えたものの、その早朝もそれなりに混んでおり、なかなかテレワークに移行できない私は浜田に習って自転車で通勤するか、あるいはランニングで出社するべきなのかもしれない。片道25キロ、往復50キロ。走れないことはないが、仕事はできない。
本屋大賞も終わり、やっと普通の出版社のヒトに戻る。
コピー機の前でコピーが終わるのを待っていると、事務の浜田が電話にで、「ありがとうございます! はい、杉江が持っていきますので」と答えている。また電話が鳴って浜田が出ると、「ありがとうございます! 杉江が待っていきます」と元気に答えている。早くコピーが終わらないだろうかとじりじりしていると編集の高野がやってきて、「金曜日に注文受けたんですけど、杉江さんが持っていくって答えておきました」とにこにこ顔で報告してくる。
本の雑誌社が取引している宅配便は、佐川急便とヤマト運輸と日本郵便くらい。どうやら新しい宅配業者と取引を開始したらしい。杉江運送? それともスギエエキスプレスとか? そうこうしているうちに私の机の上に伝票とともに「本の雑誌」5月号がどんどん積まれていく。どうやら私の机が集荷場だったらしい。
というわけで、午後から鼻歌交じりで直納に勤しむ。
売れてうれしいはないちもんめ
届けて幸せはないちもんめ
となりの営業マンちょっと来ておくれ
本がないから行かれない
倉庫からでいいからちょっと来ておくれ
重版未定だから行かれない
机の下の在庫でいいからちょっと来ておくれ
どうしてあるのを知ってるの
あの本がほしい
あの本じゃわからん
この本がほしい
この本じゃわからん
直納しよう、そうしよう