4月26日(月)
3度めの緊急事態宣言が出ての初の月曜日。果たして人出はどうなっているだろうかと思いつつ出勤してみると、いつも通りの混雑ぶりで、もはや「緊急」が「通常」になってしまったようだ...という私も通勤しているわけで、自分の勤務体制も見直さねばならない。
先週末の都の発表時には休業要請の対象に入っていた本屋さんもどうやら対象から外れたようで、神保町や御茶ノ水の本屋さんは営業しておりほっとする。しかしなぜか第一回めの緊急事態宣言と同じく古本屋さんは休業の対象になっており、靖国通り沿いのお店がほとんどシャッターを下ろした異様な光景。
古本屋さんの開いてない神保町は神保町にあらずと歩いていると@ワンダーさんは通常営業。外の棚を眺めていると山口瞳の単行本版〈男性自身〉シリーズの『隠居志願』がささっているではないか。持っていない2冊のうち1冊。すぐさま購入。シリーズ完全蒐集まで残り一冊となる。
7月刊行予定の鈴木輝一郎『印税稼いで三十年』(「本の雑誌」連載「生き残れ!燃える作家年代記」に倍増の書き下ろし)の校正校閲を通したゲラが戻ってきたので、それを読み込む。
この瞬間は本作りにおいてかなり好きな瞬間。校正という特殊な目を通じて読まれた原稿に記された鉛筆書きは、単に間違いの指摘だけでなく、言葉や文章やその他物事に関するかなり豊かな教養になっている。口を開けたり、膝を打ったり、感嘆の声をあげながらゆっくりゆっくりゲラをめくる。
午後、『本を売る技術』の矢部潤子さんが神保町にやってきたのでお茶。相変わらず本屋さんの仕事についての話は尽きない。
夕方、オークスブックセンター南柏店さんにお届けもの。
帰宅後、DAZNにて昨日行われた浦和レッズ対大分トリニータの試合を再視聴。何度見ても胸が熱くなる。そして本日、新外国人ユンカーが合流。白馬に乗って埼玉スタジアムを一周して欲しいほどの美男子。浦和レッズの未来は明るいのだ。