5月5日(水)
風強く雨も降りそうなのでランニングをあきらめ、リハビリを兼ねて会社へ行くことにする。
ゴールデンウィーク前に目黒さんと連絡をとっていたときに「本の雑誌社はいつまで休みなの?」と聞かれ、「暦通りですよ」と答えたら、「ええええ! 11連休じゃないの?!」とたいそう驚かれたのだった。
その時はなんでそんなに驚くんだろうとこちらが驚き返したほどだったのだが、そういえば本の雑誌社は年末年始とゴールデンウィークは9連休とか10連休とかしっかり取るのが伝統というか決まりだったのではなかったか。
コロナのおかげでテレワークが増え、もはや休みなのか仕事なのか判明つかぬ日が一年も続き、しかもメールはもちろんメッセンジャーやLINE等のチャットでどんどん連絡もあるので、コロナとスマホは人類から休暇というものを奪ったのではなかろうか。そういえば私、去年の夏休みも取っていないのだ。
10時に出社。ここで半日、FAXやら郵便物やら諸々の処理をしておくと明日の始業がまるで違うのだった。
12時半に終業。3度めの緊急事態宣言の休業要請により古本屋さんがほとんどシャッターを下ろしている中、東京堂書店さん、三省堂書店神保町本店さん、丸善お茶の水店さんを回遊し、4日ぶりの神保町を堪能。
『南極探検とペンギン 忘れられた英雄とペンギンたちの知られざる生態』ロイド・スペンサー・デイヴィス(青土社)と『絶望死 労働者階級の命を奪う「病」』ニコラス・D・クリストフ/シェリル・ウーダン(朝日新聞出版)を購入。
上野まで歩き、上野駅で立ちそばを食べ、帰宅。ルヴァンカップグループステージ第5節柏レイソル戦で、移籍してきたばかりの期待のユンカーがいきなりの先発という報を受け、あわててFODプレミアムの初回2週間無料トライアルを申し込む。
そしてユンカーがいきなりのゴール。iPadで頭並べて見ていた息子と屋根裏部屋で雄叫びをあげる。そのあと3度悲鳴をあげた後、なんとロスタイムで2度絶叫し、大興奮の90分が終わる。
夜、娘のバイト先へ迎えに行きつつ、81歳の母親への母の日のプレゼントを購入する。浦和レッズのレプリカユニフォーム。もう一度優勝するまで長生きすべしと願いを込める。