『最後の祝宴』(倉橋由美子著 幻戯書房)刊行記念 代官山 文学ナイト「倉橋由美子ルネッサンス」

出演:古屋美登里(翻訳家)、村岡希美(女優)

<イベント内容紹介>
2005年にこの世を去った、作家・倉橋由美子。
その比類なき才能、豊かなイマジネーション、エスプリの煌く作品は、没後10年の今でも世界に多大なる影響を与え続けています。
倉橋由美子とは何者か。いま、なぜ倉橋由美子なのか。

この5月、幻戯書房より発売された『最後の祝宴』に、単行本未収録のまま眠っていた、60年代から亡くなる2000年代までの倉橋氏のエッセイが初めて集成されました。
《あらゆる観念を吟味せずにはいられない徹底した懐疑精神》という倉橋の姿勢が一貫した、横隔膜のあたりに冷たい水のような笑いがにじんでくる、毒とユーモアあふれる最後の随想集です。
そして、あの江藤淳との論争の全貌も、本書で明らかにされます。
代官山 蔦屋書店では、刊行を記念し<倉橋由美子ルネッサンス>と題して、倉橋氏の作品を改めて世に広げることをライフワークとしている翻訳家・古屋美登里さんのミニトークを行います。
ゲストに、女優・村岡希美さんをお迎えし、朗読をまじえながら古屋美登理さんとともに倉橋作品の魅力に迫る一時間です。

店内でのイベントです。書籍ご購入、もしくは入場料をお支払いいただくことが参加条件です。下記ご参加方法をお読みください。

<プロフィール>
倉橋由美子(くらはし・ゆみこ)
一九三五年 - 二〇〇五年。高知県生まれ。名付け親は徳富蘇峰。明治大学在学中に「パルタイ」が芥川賞候補となり一躍注目を浴びる。『聖少女』『スミヤキストQの冒険』
『アマノン国往還記』『大人のための残酷童話』など著書多数。

古屋美登里(ふるや・みどり)
主な訳書にM・L・ステッドマン『海を照らす光』、E・パールマン 『双眼鏡からの眺め』(早川書房)、ホラーズ編『モンスターズ  現代アメリカ傑作短編集』(白水社)、D・タメット『ぼくには数字が風景に見える』(講談社文庫)、D・フィンケル『帰還兵はなぜ自殺する のか』(亜紀書房)など多数。十代のころに倉橋由美子に出会い、以後倉橋氏が他界するまで交流が続いた。倉橋氏の死後、倉橋作品の刊行、復刊 に取り組んでいる。

村岡希美(むらおか・のぞみ)
東京都生まれ。95年より、劇団「ナイロン100℃」に所属。舞台を中心に映像へも活動の場を広げている。近年はリーディング公演にも積極的に参加し、Produce lab 89「夜の入口」では、倉橋由美子作品等を読む公演の企画も定期的に行っている。
近年の主な出演作品に、TV NHK連続テレビ小説「花子とアン」、映画「夢売るふたり」、「凶悪」などがある。

開催日時 2015年6月23日(火)19:00~
会場 代官山 蔦屋書店 一号館二階イベントスペース
参加方法

2015年5月15日(金)朝7時より、代官山 蔦屋書店 一号館一階レジカウンターもしくはお電話にて、ご予約を承ります。
(1) 『最後の祝宴』(幻戯書房 4013円税込み)もしくは(2)入場券(1000円税込) 
どちらかをお買い上げになることが参加条件です。

なお、『最後の祝宴』の当店での発売日は5月27日(水)となります。当日前に本と整理券をお引取りの方は5月27日(水)以降でお願いいたします。
書籍購入でのご参加は、ECオンラインストアからも申込みが出来ます。こちらも書籍の発送は5月27日(水)以降となります。ご了承ください。

書籍ご購入の方には、トーク後、ご希望があれば本書の解説を手掛けた古屋美登里さんが本にサインをいたします。

定員 50名
補足 受付開始日:2015年5月15日(金)朝7:00より
問い合わせ先

03-3770-2525(営業時間内の問い合わせとなります。朝7:00~深夜26:00)