『我がおっぱいに未練なし』発売を記念して川崎貴子さんの選書フェアを行います。
乳がんになった女社長、川崎さんが綴る超異色の闘病エッセイが刊行されます。
一切の憐憫をしない、させない、持ち込まない。
一気呵成に書き上げたかのような筆致にスカッといたします。
闘病記にスカッとしていいのか、という心配は無用です。
そもそもコチラ闘病記じゃないんです。
乳がんが発覚したときに川崎さんは即座にプロジェクトを発動させます。
完全に決定力の高いビジネスパーソンの為せる技。というか業でしょうか。
その名もズバリ「乳がんプロジェクト」。
この本はそんな新規事業の進捗を伝える報告書になっているのです。
目を通したが最後、ぐんぐん引き込まれて一気読みでした。
なにしろこの報告書、笑いと義理人情が織り込まれた落語みたいなんです。
なぜ乳がんという人生の「痛恨事」を事業に変換して楽しむことができたのか。
そこには「潔い」という姿勢が作用していたようなんです。
潔く生きる、とはどういうことか。どうしたら潔くなれるのか。
今回このフェアで川崎さんが選んでくれた本にそのヒントは散りばめられているようです。
潔い女に学ぶ２０冊。
どうぞ手にとってみてください。
川崎さんといっしょにかんがえてみましょう。