「深刻に、ぼくはくだらない話を書く必要に迫られていた」――雑誌『トランジスタ技術』を"圧縮"する謎競技をめぐる「トランジスタ技術の圧縮」、〈ヴァン・ダインの二十則〉が支配する世界で殺人を企てる男の話「法則」など著者自ら選んだ16編を収録。吉川英治文学新人賞・三島由紀夫賞受賞、直木・芥川両賞候補など活躍めざましい俊英の正体を目撃せよ。
本書『超動く家にて 宮内悠介短編集』(東京創元社 1836円税込み)の刊行を記念し、宮内悠介さんをお招きしてトークショーを開催いたします。
聞き手は東京創元社編集者の小浜徹也さんです。
店内でのイベントです。50分ほどのトークのあとサイン会となります。
トークのみ参加できる券と、書籍付きでトーク後のサイン会にも参加できる券がございます。下記参加方法をお読みください。
<プロフィール>
宮内悠介(みやうち・ゆうすけ)
1979年東京生まれ。92年までニューヨーク在住、早稲田大学第1文学部卒。在学中はワセダミステリクラブに所属。インド、アフガニスタンを放浪後、麻雀プロの試験を受け補欠合格するも、順番が来なかったためプログラマになる。囲碁を題材とした「盤上の夜」を第1回創元SF短編賞に投じ、受賞は逸したものの選考委員特別賞たる山田正紀賞を贈られ、創元SF文庫より刊行された秀作選アンソロジー『原色の想像力』に同作が収録されデビュー。また同作を表題とする『盤上の夜』は第一作品集ながら第147回直木賞候補となり、第33回日本SF大賞を受賞。またこの書籍収録段階で短編「盤上の夜」が第44回星雲賞日本短編部門の参考候補作となった。さらに第二作品集『ヨハネスブルグの天使たち』も第149回直木賞候補となり、第34回日本SF大賞特別賞を受賞した。2013年、第6回(池田晶子記念)わたくし、つまりNobody賞を受賞。
2017年、『彼女がエスパーだったころ』で第38回吉川英治文学新人賞を、『カブールの園』で第30回三島由紀夫賞を受賞。『あとは野となれ大和撫子』で第157回直木賞の候補となった。
小浜徹也(こはま・てつや)プロフィール
1962年、徳島県生まれ。京都大学SF研究会OB。1986年に東京創元社へ入社し、編集者として一貫してSFを担当。宮内悠介の初代担当者。ウンベルト・エーコと島崎博の来日イベントの司会をつとめたことが生涯の自慢。2000年に柴野拓美賞を受賞。
開催日時 | 2018年3月2日(金)19:00~ |
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会場 | 代官山 蔦屋書店 1号館2階イベントスペース |
参加方法 | 2018年1月17日(水)朝7時より、代官山 蔦屋書店 1号館1階レジカウンターもしくはお電話にて、ご予約を承ります。 『超動く家にて 宮内悠介短編集』の当店での発売日は2月20日(火)です。イベント当日以前に店頭にて本付きのご参加券ピックアップをご希望の方は、2月20日(火)以降でお願いいたします。オンラインストアでお申込みの方も、発送は2月20日(火)以降となります。ご了承ください ・参加券はお一人1枚とさせて頂きます。ご購入後に「トークのみ」「書籍付き」の券のタイプを変更することはできません。ご注意ください。 |
定員 | 50名 |
問い合わせ先 | 03-3770-2525(営業時間内の問い合わせとなります。 |