翻訳家であり文芸評論家としても活躍中の鴻巣友季子さんによる、代官山 蔦屋書店の不定期連続イベント「鴻巣友季子の文学茶々」。
VOL・6の今回は、ちくまプリマー新書『翻訳ってなんだろう? あの名作を訳してみる』刊行記念です。
海外文学を読んでいて、ふと翻訳家って何をする人なんだろうと思うことはありませんか?
翻訳家は、ただ外国語を日本語に移し替えるだけでなく、実はその裏で、言葉遣いを吟味し、キャラ設定に悩み、無数の取捨選択をしています。
本書は翻訳家のそんな知られざる戦いを、一緒に体験できる本です。
『風と共に去りぬ』『嵐が丘』などの古典新訳で人気の翻訳家・鴻巣友季子さんが、実際に行った翻訳講座を基に書き下ろされました。
紙上で10の名作を訳していくなかで、誰もが知っているはずのあの作品の知られざる姿が浮かび上がってきます。
ゲストは「流跡」で衝撃的なデビューをし、「きことわ」で芥川賞を受賞、この6月29日に7年ぶりの長編『TIMELESS』を刊行する作家の朝吹真理子さんです。
店内でのイベントです。50分ほどのトークのあとサイン会となります。下記ご参加方法をお読みください。
<プロフィール>
鴻巣友季子(こうのす・ゆきこ)
東京生まれ。翻訳家。J・M・クッツェー『恥辱』、マーガレット・アトウッド『昏き目の暗殺者』等手掛けた翻訳書は60冊以上。エミリー・ブロンテ『嵐が丘』、ヴァージニア・ウルフ『灯台へ』、マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』等、古典の新訳にも力を注いでいる。著書に『全身翻訳家』『翻訳教室――はじめの一歩』『孕むことば』『カーヴの隅の本棚』『熟成する物語たち』『翻訳問答』等がある。
朝吹真理子(あさぶき・まりこ)
1984年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院国文学専攻修士課程修了。デビュー作「流跡」(「新潮」2009年10月号掲載)で堀江敏幸氏選考によるドゥマゴ文学賞を受賞。2011年、「きことわ」(「新潮」2010年9月号掲載)で芥川賞を受賞。2018年6月末、7年ぶりの新作長篇『TIMELESS』刊行予定。
開催日時 | 2018年6月29日(金)19:00~ |
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会場 | 代官山 蔦屋書店 一号館二階イベントスペース |
参加方法 | 2018年5月22日(火)朝7時より、代官山 蔦屋書店 一号館一階レジカウンターもしくはお電話にて、ご予約を承ります。 ①②、どちらでご入場になっても、イベント当日、当店にてゲストの朝吹真理子さんの最新刊『TIMELESS』(新潮社 1620円税込)をお買い上げいただければ、トーク後朝吹さんのサインももらえます。 オンラインストアでもお申込みいただけます。 ・参加券はお一人1枚とさせて頂きます。ご購入後に「トークのみ」「書籍付き」の券のタイプを変更することはできません。ご注意ください。 |
定員 | 50名 |
問い合わせ先 | 03-3770-2525(営業時間内の問い合わせとなります。 |