京都在住の作家・大前粟生さんの新刊『私と鰐と妹の部屋』(書肆侃侃房)が刊行されました。奇天烈で痛みに満ちた掌編小説集です。
本書と時期を同じくして、同じく関西在住の作家・谷崎由依さんと酉島伝法さんの注目の新刊も相次いで出版されています。
大前粟生『私と鰐と妹の部屋』、そして谷崎由依『藁の王』(新潮社)と酉島伝法『宿借りの星』(東京創元社)のことを中心にトークをしていただきます。
惜しくも終刊となってしまった文学ムック「たべるのがおそい」についてもお話いただく予定です。
異色の三名の顔合わせとなります。ぜひ気軽にお越しください。
<プロフィール>
大前粟生(おおまえ・あお)
一九九二年兵庫県生まれ。京都市在住。 二〇一六年、「彼女をバスタブにいれて燃やす」がGRANTA JAPANwith早稲田文学公募プロジェクト最優秀作に選出され小説家デビュー。「ユキの異常な体質または僕はどれほどお金がほしいか」で第二回ブックショートアワード受賞。「文鳥」でat home AWARD 大賞受賞。著書に短編集『のけものどもの』(惑星と口笛ブックス)、『回転草』(書肆侃侃房)。最新刊は『私と鰐と妹の部屋』(書肆侃侃房、3月中旬発売)。
谷崎由依(たにざき・ゆい)
小説家、翻訳家。著書に『舞い落ちる村』(文藝春秋)、『囚われの島』(河出書房新社)、『鏡のなかのアジア』(集英社、芸術選奨文部大臣新人賞受賞)、『藁の王』(新潮社)。訳書にジェニファー・イーガン『ならずものがやってくる』、ノヴァイオレット・ブラワヨ『あたらしい名前』、コルソン・ホワイトヘッド『地下鉄道』(すべて早川書房)ほか多数。近畿大学文芸学部准教授。
酉島伝法(とりしま・でんぽう)
1970年大阪府生まれ。小説家、イラストレーター。2011年、「皆勤の徒」で第2回創元SF短編賞を受賞しデビュー。13年刊行の第1作品集『皆勤の徒』は『SFが読みたい!2014年版』の国内篇で第1位となり、第34回日本SF大賞を受賞、18年3月には英訳版も刊行された。19年3月29日に、初長編『宿借りの星』を刊行。
開催日時 | 2019年5月6日(月・祝) 19:00~20:30(開場18:30) |
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会場 | 梅田 蔦屋書店 4thラウンジ(ルクアイーレ9階) |
参加方法 | 関連URLホームページよりお申込みください。 |
入場料 | 1,500円(税込) |
定員 | 80名 |
関連URL | https://store.tsite.jp/umeda/event/humanities/5856-1207480330.html |
問い合わせ先 | umeda_event@ccc.co.jp |