「沖縄の台所」と呼ばれる那覇市第一牧志公設市場は、いよいよ建て替え工事を迎えます。ライターの橋本倫史さんは、市場界隈に店を構える30軒の店主達に聞き書きし、『市場界隈　那覇市第一牧志公設市場界隈の人々』（本の雑誌社）を出版されました。本書の中には、沖縄の昭和と平成、そして移り変わる「今」の姿が記録されています。

　ゲストにご出演いただく又吉直樹さんは、沖縄にルーツがあり、先日まで毎日新聞夕刊で連載されていた小説「人間」でも、終盤の舞台に選ばれたのは沖縄でした。また、6月26日に生放送される「残したい沖縄」をテーマにした『おきなわMOSAIC』(RBC・20時)ではMCを務めるとのこと。そんなおふたりに、変わりゆく風景をテーマにたっぷり語っていただきます。

《プロフィール》

橋本倫史（はしもと・ともふみ）
1982年広島県生まれ。学習院大学卒業。2007年よりライターとして活動を始める。日本全国に点在するドライブインを取材した『ドライブイン探訪』（筑摩書房）を刊行し、『安住紳一郎の日曜天国』や『マツコの知らない世界』に出演するなど話題を呼んだ。『市場界隈　那覇市第一牧志公設市場界隈の人々』は2作目の著書となる。

又吉直樹 (またよし・なおき)
1980年大阪府生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。2003年にコンビ「ピース」を結成。2015年に「火花」で第153回芥川龍之介賞を受賞。著書に『東京百景』（ヨシモトブックス）、『劇場』（新潮社）などがある。毎日新聞夕刊で連載した『人間』は毎日新聞出版より今秋発売予定。