第73回日本推理作家協会賞を受賞した呉勝浩『スワン』(角川書店)は、ショッピングモールで起きた無差別銃撃事件の真実を再検討する人間たちを描いた犯罪小説です。本作では理不尽な暴力に遭遇してしまった主人公が、その悲劇と人はいかに向き合っていくのかが丁寧に描かれていました。
思えばデビュー作である江戸川乱歩賞受賞作『道徳の時間』から、『ライオン・ブルー』(角川書店)など一連の警察小説、軽快なクライムアクション『バットビート』(講談社)、あえてグロテスクさを前面に出した『雛口依子の最低な落下とやけくそキャノンボール』(光文社)などなど、様々な作風に挑戦していた呉勝浩ですが、どの作品の中核にも「暴力と対峙する人間」への強い関心があるように見えます。
犯罪小説を書く上で切り離せない"暴力"の問題。今回は『スワン』の話題を中心にしながら、現代のミステリで向き合うべき"暴力"と、その克服について呉勝浩に伺います。
[出演] 呉勝浩(小説家)、若林踏(書評家)
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※銀行振り込み決済の締め切りは9月18日(金)午後3時です。
開催日時 | 2020年9月20日(日)開場・19:00(認証が手作業になりますのでお時間を要します) 開始・19:30(約1時間を予定) |
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会場 | Zoomよるオンライン開催 |
入場料 | 1500円(当日申し込み2000円) |
関連URL | http://boutreview.shop-pro.jp/?pid=153076610 |