連載第41回
オーストラリア始末。
もう、何、書いたかわかんなくなってきたので、後半の覚え書きから適当に。
☆ちっとも自由時間がなかった旅行でした。伯母たちがオパール(名産品らしい)を選んでる隙をみて、デパートとスーパーをようやく見学(各15分づつ)。その貴重な時間を新作香水(マックイーンの奴)の蓋を開けてみるのに使ったりと遺憾なく無駄に使用!なんてことはともかくとして。
スーパーは食品だけでなく、日用品もあるタイプ(掃除機も売ってた)でレジの近くに雑誌・本も売っておりました。壁一面使ってたから結構なスペース。ペーパーバックはロマンスとミステリーが中心。
もう一件ショッピング・モールの中に、文房具併設の本屋も発見。雑誌中心で駅前本屋の匂いがしました。
☆ケーブルカーに乗っていく山の上にて、ようやく、カンガルー&コアラスポットに。しかし、特に興味がないので、同じお金を払うなら、と鳥コーナーを見学しました。色とりどりの熱帯の鳥。あわよくば羽でも拾おうと思ったのですが、白い産毛みたいなのしかなかった。ここで、コインにも刻印されている火喰い鳥を発見。
あと、みやげコーナーの出店の中に古本屋が。アーヴィングなどの文芸作品が結構ありました。クリスティもたくさん。しかも安くなかった。
アボリジニ絵画を売ってる店では店主が客に画集を見せて説明しているのを盗み聞き。
「最近の若い奴はまねっこばかりで~云々」と言ったのがおもしろかったです。
☆帰りの空港の書店では、日本便があるからなのか、流行中だからなのか、芸者モノの小説などオリエンタルな匂いのする小説のコーナーが有り。「さゆり」を読んで日本旅行への期待を高めるのだろうか?(なんて、今更なんですが、オーストラリアはアジアの隣なんですよね。行ってみて実感しました)
☆しつこいようですがバースの『ストーリーを続けよう』みすず刊、がおもしろかったです。短編集。海に行った時には海の話、飛行機の中では飛行機の話と海方面に飛行機で旅行する人はシンクロさせて読むといいかと。
旅行中の非日常感によって何か前向きになっている部分とそれでも家に帰ると繰り返しが待っているんだよな~という停滞感とが小説の文章の中に書かれていて変に感情移入してしまいました。特に作中で、ヒロインが財布の中のお金を数えつつワインを頼もうかどうか悩むところなど、あぁっ!と胸が痛くなることしきり。
↑胸は痛くなるのですが、今回はなんと、へたれツアコン役をやったご褒美か、帰りの席がビジネスクラスに! 神様ありがとう。と念願のシャンパンをすすりながらお礼を致しました。ビジネスだとエコノミーより大きな袋がもらえます。女子はお化粧セット(クレンジングから乾き止めスプレーなどなど)、男子はひげ剃りセットが入っていました。
カンタスは尾翼にカンガルーはついてるし、いい飛行機会社です。
☆戻ってきてからですが、いくつかの雑誌でオーストラリアのメルボルン特集などを発見。おしゃれ&文化見学ツアーは別の機会に・・と決意。
また、そういった雑誌を見ながら山の上のトイレにわざわざ「とがったモノを捨てるとゴミ袋が破れるのでやめて下さい」とあった但し書きが注射器すてるな警告だったのねと納得。外国だったな~などと。
☆これまた、帰国後ですが、ゴービトイーンズというオーストラリアのバンドのライブを見学。盛り上がりついでにベスト盤の解説を読み返していたら「ケアンズのゴルフ場でアルバイトをしていたときに作った」なんて文章を発見。曲のやるせなさも倍増だ、と思う私は単純でしょうか?