連載第42回
ちんたら旅行感想なんか書いてた間に、もう世間は秋~。と言いたいところですが、どうでしょうか、この暑さ。このまま季節は一ヶ月ずれて行くのか不安です。
そんな五月からこっち、いろいろあったような、なかったような。
大きなところでは、(ちっとも大きくないか)制服廃止がありました。今までは水色の丈夫な生地のシャツとキュロットが支給されていたのですが、変わりに自前のシャツなどを着ることになったのです。白っぽいシャツ……。私服では決して買うなとダンナに止められている白い服。私以外にも、そっそかしい人材がそろっているわが売場ではお昼に食べたスパゲッティのソースのシミなどと日夜闘っております。
また、一口に女子用の白っぽいシャツと言ってもいろいろありまして、できるOL風なものからアイロンいらずのガーゼ素材までと様々。着るモノによってこんなにも雰囲気が変わるのかと驚く毎日です。あと、男性社員のネクタイ姿は二ヶ月立っていてもまだ見慣れない。
マンガ
☆この夏はなんと言っても黒田硫黄先生の「茄子」ブームでしたよ。映画にユリイカと世間も盛り上がってましたが、我が家では、マンガの後ろについている適当に紹介されている茄子料理を作るブームが。
『映画に毛が三本』講談社もようやく発売。チムニク装丁(パロル舎の)と勝手に名付けている厚紙すっきりカットなかっこいい装丁、しかもページが開けやすいように改良してある! 本の内容もこれまた、どれも映画館で掛かってるときに見とけばよかった、と悔やませてくれるような映画紹介本です。
☆毎週サンデー読んでてよかった、そんな気分にさせてくれたのが島本和彦先生の『吼えろペン』。富士鷹ジュビロ先生の「からぶりサービス」にはやられました。ことある度に思い出してます。会議とか朝礼中とか店長に叱られている時とか……。
8/上旬
京極夏彦の講談社ノベルスがひっさびさに登場。前回は地下鉄の駅のホームで電車をやり過ごして、読んでる人を見かけたのですが、今回はまだ通勤途中で見ておらず。(なんせ、分厚いものだから、読んでるとすぐわかり、ますよね?)
↑9月になってもまだ見てない。さすがに重いから家で読んでるのかしらん
大学時代の専攻、なんて言うとちゃんと勉強したみたいで、何ですが、正直に言うと字面を追ってみた程度のハイデッガー生だったのもあり、今回の『陰摩羅鬼の瑕』は興味深かったです。まあ、大学時代に学生同士でしていた話のアレコレ、を「へー、そう説明すればよかったか~、納得」なんて、この小説読んで思ってるんですから、ダメさも知れようというモノなのですが……。
8/中旬
高輪のプリンスホテルにて、絵本カーニバルというイベントのの出店に販売応援に行ってきました。
ブロンズ新社刊の「くまのがっこう」シリーズのコーナーにて、パンを作ったり、主役のジャッキーの歌を歌ったりと絵本世界に没頭するチビッコの皆さんを見てなごんだりしていたのですが、グッズ販売所の屋根が丁度、身長160㎝の私にピッタリな位置にあり、勢いよく頭をぶつけて一気に現実に。本当に目の周りに星は飛ぶのね~と実感してまいりました。(しかも9/上現在、まだ痛い)
本の雑誌
ちょっと前の号の自在眼鏡で取り上げていた、新聞夕刊の「カリスマ書店員」と書いてあった駅売店陳ビラの件。ちょうど、会議帰りの駅売店でビラを見かけて新聞を購入したのですが、版が早いせいか(なんせ二~三枚しかなかった)記事が載ってなかったのです。なんか納得いかない気持ちでいましたが、本の雑誌に取り上げられてて嬉しかったです。(読者アンケートみたいね。これ)
で、10月号の自在眼鏡では「減らず口を唯一の武器に」の記事が。ニールのことを考えると胸が痛くなる私。新刊が出るよう祈るのはもちろん、ですが、東直己ももっと読まなきゃと思いましたよ。
トリビュート効果!(しかし、単純)
そうだ、『サハラに舞う羽根』は創元文庫に軍配が上がってます、どうして?