連載第47回
歌野正午→歌野晶午
二ヶ月も放置したなんて!大変申し訳ございませんでした。(前回のスペルミス)いやいや、店頭に立ってても、漢字・読み方間違い大王がすぐ降臨するんです。本当にうろ覚え店員でお恥ずかしい限りでございます。フヘー。
ということで、昨年11月の「今月のラッキーポイントは病院」騒ぎでしたが、父の方はひととおり院内感染をもらった後(付き合いよすぎるんだよ、とは本人には言えなかった)無事に退院、今月より会社にも復帰したとのことで、まずはホッと。あと五年は安心してていいみたいです。
原因不明のまま二週間入院してたダンナもどうも食中毒的なもの、と判明。ガンは考えすぎだとしても、内臓に穴でも空いてたら、クリスマスもお正月もごちそうなしだよ、いや、毎日のご飯考え直さなきゃ……12月仕事も忙しいのにな~(勝手!)としょんぼりしていたのですが、特に後々の怨恨になるような状態でなく、よかったです。しかも7キロやせて帰ってきたし。
そんなこんなでドタバタしながら年末年始に突入していたのでしたよ。
ダンナ入院アレコレ☆病院にて結婚して初めて「妻です」と口にしました。あまり人に言う機会ってないものですね。
☆担当看護婦に不信感を抱いたら、婦長に相談、なんだそうですよ。
☆あわててたんでしょうね……。左右違う靴をはいて出かけた日がありました。(片方はスニーカー、片方は革の靴を)周りを見てもそんな靴のはき方してる人はいませんでした。
☆レココレ2003年12月より。へんてこ声のリスの三人組、チップマンクスをやってるお兄さんはウィリアム・サローヤンの従兄とのこと。
☆クッキーシーン34号の空想目次「ネクストのびT・ジェネレーション」は最高でした。読みたいな~のびT特集。
年末年始盛り上がった新刊のことなど
☆昨年は水声社からパトリック・モディアノ『八月の日曜日』の翻訳、青土社からジョルジュ・ペロスについての本、それに新潮社から『雪沼とその周辺』まで出て(そうそう、ユリイカ川上弘美号のグラビアもありました)堀江敏幸好きとしては、大変幸せだったのですが、なかでも『雪沼~』はとても素敵な本でございましたよ。(ストーリーに書かれてるめまいと素敵な小説を読んでくらくらするのが同時に襲ってきて傑作、ってわかりずらいアレですが……)
ところで、『雪沼~』の素敵さを押しつけようと、ダンナにも読ませたのですが、レコード屋店主の話を読んで「オレもこんなふうに棚からぼた餅が……」とか言っているので、しばらく本は貸さないと思いました。
☆また、長嶋有の『ジャージの二人』集英社も素晴らしかったです。常日頃、妬み・嫉みに関しては一家言ある私ですが(人間が上等に出来てないものでして……)すごい解消の仕方をする、とドキドキしました。
折しも乾燥厳しい冬の帰りの電車の中、読み終わって目がしみる痛さで泣いてるのに気づいたり。
長嶋氏は文学界2月号に『パラレル』という長編も掲載。「テキカミカタカ、ミネフジコ」などと店の裏でバイトのH嬢と言い合う。それから、作中の豚肉煮がおいしそうだったので、作ってみたりもしました。
12月はミステリ祭りや年末まとめ書評・ベストなどの影響で既刊がそりゃあ売れるのですが、新刊も素敵な本が出るのですよ。いい季節です。(アレが切れたとか、いろいろもう忘れたので、心穏やかな現在)