第6回：～ダイエットの事 その1～
只今、ウチの店では「山下ダイエット部」なるものが存在してまして。リエコさんもいち部員として頑張っておりますー
お店のスタッフのボンちゃんは「ＯＯｋｇになったらお姫様ダッコしてやるよ」と憧れの人に言われて”乙女心ダイエット”を頑張っています（彼女は愛の力で大好きなお酒を禁酒中なのだ）。また他の部員のミカさんは「毎日１時間半のジョギング＆寝る５時間前は何も口に入れない！」と根性ダイエットを実践中です。その他、チカちゃんは”絶対に階段しか使わないダイエット”。 他にも成果を報告しつつワイワイ楽しんでます。
みなさん「さぁ痩せよう！」と思ったとき、本屋さんに行ってダイエットのやり方を色々探したことはありませんか？ 夏の前など露出の多い季節は雑誌の特集も多くなりますが、季節に関係なく様々なダイエット教本が本屋の店頭には並んでいます。
山下本店で最近印象に残るヒット本は「リセットダイエット」篠塚蘭美以（幻冬舎）。
漫画家・安野モヨコさんの大ベストセラー美容エッセイ「美人画法」で取り上げられて一躍有名になったダイエット方法です。安野さんは一週間で５ｋｇ痩せた─とか。方法は簡単で、炭水化物を１週間は徹底的に抜いてその代わり肉と野菜は食べ放題、短期間にタンパク質重視の食生活で筋力をあげて代謝を良くする……というもの。
世の中には様々なダイエットがあり、その方法には賛否両論あると思いますが、この本の良いところ、つまりヒットした点は、その”方法”を強く強調するより「ダイエットって楽しいよ」と本から溢れ出る様に書いてある点です。
Ａ５サイズのソフトカバーの表紙はキレイな紅色で、安野さんの書いたナイスバディの美女がビキニ姿で微笑んでいます。中身もほとんど全ページフルカラー。写真入りの対談を始め、ポップな感じのイラストがガンガン入って可愛いです。文章ページも背景の色、つまりページの色自体がパステルカラーで何色か変化して飽きさせません。自分で書き込む所も多く作られそのまま「ダイエットノート」にも使用できるようになってます。実際、お店で手に取るのは若い女の人が多かった本ですが、コレなら今すぐ私にも出来そう!!と感じさせる、みごとな本でした。やっぱりいくら利きそうなダイエット方法でも面白そうでなくては本としては売れません。
もちろん我らが山下ダイエット部も、この本をほとんど皆、常備しています。１週間でみるみる体重がおちる。という特性を生かし～店頭に本と一緒にＰＯＰを立て実践しているスタッフの個人情報を出しながら、１日目、２日目……と リアルタイム・ダイエットレポートをしようゼ！～という企画もあったほど（実際はダイエットを始めるタイミングが重要な方法なので始める日がバラバラでポシャったんですがね）。
で、実際一週間後に痩せたか？というと、私の場合はＮＯ！でした。本当に忠実に本の通り実行したので？？？という感じでしたが、結果の出たのはその後さらに一週間後、普通の食事に戻してからジワジワ体重がおちてまいりました。「リセットダイエット」期間中は間食＆アルコールは絶対禁止。毎日していないようで物を口にしているんですね、改めて意識すると”禁止”は結構きつかったです。なのでダイエット終了後も「せっかくあんなに辛い思いしたんだからもうちょっと頑張ろうカナ」、とダイエット意識が高く続いていたようです。なるほどね。脳みそがダイエット用に「リセット」してる訳です。
短期集中型に成功したので今度はもっとしっかり体を作るべ。と「ダイエットＳＩＮＧＯ」香取慎吾（マガジンハウス）を手にしています。
スポーツクラブの”セントラル”で実際行われているダイエットプログラムをＳＭＡＰの香取慎吾氏が体験し、写真入りで細かくレポートした本。内容はプロのトレーナーの指示の元、筋トレ中心に体を作っていくもの。香取氏は８週間で15ｋｇ減量に成功しています。この本、載っている写真がまたイイんだぁ～鍛えられた体がオールヌードなんですよ!! 昨年の９月に出た時つい写真につられて購入してしまいました（笑）。
実は最近、私の友人が香取氏と同系列のスポーツクラブでこのプログラムを実践して10ｋｇ近く減量に成功したんです。それを聞いて本棚から引っ張り出して、あらためて凄いなと読み返しています。
実用書(ハウツー本)でも何度も何度も読み返せる本が私は好きです。読むだけで痩せる本…は無いケド、「よし、やるぞ！」って気になる本や、病気治療の本なんかは内容プラス「元気」をくれる本が良いですね。
自分の担当エリアではないのですが本棚の整理をしながらフラフラお店の色々な場所の棚を眺めていますが、中でも実用書の健康コーナーはお気に入りです。皆さんも目的の本を探す時だけでなく、是非フラリと本屋に遊びに来てください。普段あまり見ない棚にも面白い本が潜んでいるものですよ～。
そうそう、この間、高い所に置いてあった「家庭の医学」を取ろうとして、危うく顔の上に落としそうになりました。医学書で怪我……シャレにもオチにもなりません。
本日のコラムの真のオチは私がダイエットを成功した暁に体験談としてＵＰするというのはいかがでしょうか？ セイゼイ失敗談にならないよう頑張らなくっちゃネ★