【2014年2月10日001】

 你好嗎?

下大雪了。小心路滑。

雲南省麗江に行きました。

中国は旧正月「春節」で町はすごいにぎわい!麗江古城は身動きができない混雑、はぐれたら二度と一生会えない迷路の町。

でも1キロ先の緑と水が美しい玉泉公園は、人が少なく白木蓮がミモザの花が開き、あたたかい春の雰囲気。

目の前に玉龍雪山(5596m)が光って見える。

車で8時間の悪路の道を走り尋ねた「瀘沽湖」(ろここ、ルーゴウホー)はあまりの風景の美しさに茫然。

夜は満天の星に感激でした。だが帰りも同じこの山道が怖い!前を走る車が実際に崖道から転落した!!!

近いうちに飛行場ができる予定です。でも通過した村がいいのです。素朴な石で造られた家がいい。

『植村直己・夢の軌跡』湯川豊(文藝春秋)を旅の間に読みました。編集時代の、さらに現在の湯川さんの思いが胸にしみます。

植村氏が家では時おり手がつけられないほど怒りだすというエピソードに「なるほど」と思いました。

植村さんはいつもいつもニコニコしていた人で有名です。人柄が素晴らしい人でした。

だから家ではきっと何かのきっかけで爆発するのですね。

私は会ったことも、話したことはありません。チラリと見たのは30数年前のイギリスの空港で偶然にすれちがった時だけでした。

あれほど親しかった湯川さんが「私的な部分」に踏む込まなかったことに、本を閉じたとき和みました。

これは本を作る人の基本ですね。

つくづく冒険家、植村直己は「努力」の人だと、あらためて感心しました。英語とフランス語を熱心に勉強していたことを植村氏の本で知っていました。

次回の中国の旅は北京に宿をおき、

東北部満州、呼倫貝爾市海拉爾区(フルンボイル、ハイラル)に行ってみたい。

父親たちの世代が何を思い、遠い満州になぜ行ったのかを現地で考えたい。

できたら列車で行きたい。