第9回「このミス大賞」に乾氏の「完全なる首長竜の日」
文=新文化編集部
10月5日、宝島社、NECビッグローブ、メモリーテックの3社が共催する「このミステリーがすごい!」大賞が乾緑郎氏の同書に決まった。
応募総数は408作品で過去最多。同氏には賞金1200万円が贈られる。
優秀賞は喜多喜久氏の「ラブ・ケミストリー」と佐藤青南氏の「羽根と鎖」で、それぞれ賞金は100万円。
選考委員の大森望氏は、大賞受賞作について「こんなに気持ちよく瞬時に決定したのは海堂尊『チーム・バチスタの栄光』以来」と絶賛している。受賞作はすべて2011年に宝島社から単行本として刊行される。