国会図書館、デジタル蔵書を地方公共図書館に段階的導入へ
文・写真=新文化編集部
- 満員となった会場
10月22日、国立国会図書館・東京本館で同館のデータベース活用法を紹介する「国立図書館データベースフォーラム2010」を開催。
フォーラムでは、館内のみで閲覧できるデジタル蔵書を、インターネット上でも公開してほしいとの要望が来場者から出された。同館総務部企画課・田中久徳課長は、著作権があり商業利用をしている蔵書は、今すぐにはできないとした上で、それ以外のデジタル蔵書の遠隔利用について「現在、関係者とルールを協議している。まずは、地方公共図書館の館内限定での閲覧など段階的な導入をしていきたい」とした。