新潮社『マボロシの鳥』(太田光著)、発売前に5000部重版
文・写真=新文化編集部
- 会見する太田さん。相方の田中裕二さんは
「本が売れて、出演番組が増えれば」と、
内容には関心がないという
10月29日、東京・神楽坂の同社別館で記者会見を行い、同日発売の『マボロシの鳥』(初版3万部)を11月5日出来予定で5000部重版することを明らかにした。
会見で太田さんは、多くの若手芸人が小説を執筆しているが「彼らの小説よりも圧倒的におもしろい、レベルが違う」と自信をのぞかせた。同氏はこれまでも数多くの著書を刊行しているが「業界にもかなり貢献しているので、そろそろ賞でももらいたい」と話し、集まったメディア関係者を沸かせた。
『マボロシの鳥』(四六判・本体1500円)は、太田さんの処女小説集。表題作のほか「人類諸君!」など、全部で9つの短編を収録している。