第1回「いける本大賞」、編集者・記者たち有志が選んだ「いける本」を表彰

文・写真=新文化編集部

第1回「いける本大賞」、編集者・記者たち有志が選んだ「いける本」を表彰
鷲尾氏

12月15日、「いける本大賞」(主催・ムダの会)の表彰式が東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で行われ『人生一般二相対論』(東京大学出会)の須藤靖、『近世考―西鶴・近松・芭蕉・秋成―』(影書房)の日暮聖ら著者2人が表彰された。

ムダの会は、編集者や全国紙の文化・学芸記者、著者などが出版に関する意見交換をする会で、20年ほど前から定期的に活動を行っている。同会メンバーの鷲尾賢也氏(元講談社取締役)は「最近の出版物はつくり手側の『どうしてもこれだけは表現したい!』という熱い思いが薄れているように感じる。この賞は、そういう思いが表現されている本に贈るもの」と趣旨を説明した。表彰式には出版関係者以外に放送関係者など約60人が参加した。

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