伊集院静氏の提起で、電子書籍レーベル設立

文・写真=新文化編集部

伊集院静氏の提起で、電子書籍レーベル設立
伊集院静氏(左)と宮澤正明氏

2月17日、都内で記者会見を行い、同氏の提言が発端となり、エムアップが設立した電子書籍レーベル「デジタルブックファクトリー」の詳細を発表した。
「電子書籍には紙媒体を改革する可能性がある」とする伊集院氏の考えに、写真家の宮澤正明氏が協力。同氏の紹介で、音楽配信事業などを行うエムアップが新レーベルを立ち上げた。

同レーベルでは、活字や音楽、映像などを融合したリッチコンテンツを年間約10点配信していく。著者や写真家など、作り手の印税率は40~55%。配信第 1弾は、伊集院氏のエッセー「なぎさホテル」で、井上陽水氏が音楽、宮澤氏が写真を担当した。また、表題ホテルの思い出や、前妻の故夏目雅子さんに関するインタビュー動画も収録。
伊集院氏は会見で「正直いって、電子書籍で儲かっている作家は誰もいない。大事なことは、一番最初に誰が何をするかということ。今後、レーベル(デジタルブックファクトリー)に信頼をおけるか」が重要だと述べた。

>> デジタルブックファクトリー

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