書協、JCOPY留保金でデジタルコピー対策
文=新文化編集部
書協は3月8日、東京・神楽坂の日本出版会館で通常総会を開催。書協での知的財産権に関連する活動に限定し、出版者著作権管理機構(JCOPY)の留保金(約6000万円)をデジタルコピー対策に活用する方針を決めた。
百度社の検索サービス「Baiduライブラリ」やアップル社のコンテンツ販売サイト「アップストア」等におけるデジタル著作物の違法アップロード問題や、購入者以外の第三者による電子複製が行われる自炊問題などの調査研究や訴訟の費用に充てる。書協では現在、原告の著作権者をバックアップして自炊業者を提訴する構えだという。