三島由紀夫賞、山本周五郎賞、2作決まる

文・写真=新文化編集部

三島由紀夫賞、山本周五郎賞、2作決まる
受賞の知らせを受けて、担当編集者と
神楽坂から駆けつけたという窪氏

新潮文芸振興会は5月17日、東京・虎ノ門のホテルオークラで選考会を行い、三島賞に今村夏子氏『こちらあみ子』(筑摩書房)、山本賞に窪美澄氏『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)を選出した。
太宰治賞に続き、三島賞を受賞した今村氏。大阪在住のため電話での記者会見となり「半年かけて休日などに書き続けた。(両賞の受賞は)とても嬉しく、信じられない」と喜びを語った。また、窪氏は「嬉しさよりも、山本周五郎という大作家の名前を冠した賞を頂くことの責任と畏れ多さを感じている」とコメント。

贈呈式は6月24日午後5時からホテルオークラで、第37回川端康成文学賞と併せて開催される。

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