KADOKAWA、講談社、紀伊國屋書店が、電子書籍の図書館貸出しへ基本合意
文=新文化編集部
7月3日、KADOKAWAの角川歴彦会長が、「東京国際ブックフェア」の基調講演で発表した。ヒット作の複数購入による住民サービスが強まる図書館問題で、KADOKAWAと講談社、紀伊國屋書店がプロジェクトを発足。このほど、電子書籍のレンダリングシステムを構築する動きを本格化させることで合意したと話した。角川会長は「小学館の賛同も得ている」と話し、新たなルール作りに着手していく考えを打ち出した。
基調講演の最後には講談社の野間省伸社長、紀伊國屋書店の高井昌史社長も登壇し、それぞれに現状の危機感、この事業への意欲を伝えた。
基調講演の受講者は1700人。立ち見も出た。