紀伊國屋書店「ベストセラー大賞」、百田尚樹氏と講談社を表彰
文・写真=新文化編集部
- 受賞者の百田氏(左)と高井社長
5月1日、紀伊國屋書店新宿本店の紀伊國屋ホールで第1回「ベストセラー大賞」の贈賞式が行われ、作家の百田尚樹氏と講談社を表彰した。
紀伊國屋書店の高井昌史社長は、第10回「本屋大賞」受賞作『海賊とよばれた男』(講談社)について「百田氏は頻繁にサイン会も行い、店舗を積極的に盛り上げてくれた。講談社は、著者、出版社、書店三者一体となった販促活動で、売上げ増進に貢献してくれた」と評した。
百田氏は「本はいっぺんに100冊200冊売れるものではなく、1冊1冊の積み重ね。書店の現状は厳しいかもしれないが、お互い共存共栄で頑張っていきましょう」と語った。
同賞は今年1月に創設。作品単位ではなく、パブライン上の売上金額やイベント協力の観点などから著者個人、出版社を表彰するもの。
当日は、百田氏の記念講演「小説の未来と可能性」と紀伊國屋ビル50周年式典が行われた。