角川歴彦会長、経営統合で「日の丸プラットフォーム作る」
文=新文化編集部
KADOKAWAとドワンゴは5月14日、経営統合することで合意した。10月1日付で(株)KADOKAWA・DWANGOを設立し、2社は100%子会社となる。新会社の会長は川上量生氏(ドワンゴ会長)、社長は佐藤辰男氏(KADOKAWA相談役)、相談役は角川歴彦氏(KADOKAWA会長)。ゲーム情報ポータル、電子書籍、クリエイタープラットフォーム、ゲームなどの分野でシナジーを生み出していくという。
同日行った記者会見で角川歴彦氏は「ドワンゴは3900万人のファンをもつ優れた技術集団。ともに補完し合い、日の丸プラットフォームを作りたい」と宣言。川上氏は「今後、日本のネット上でコンテンツを展開していくには、コンテンツとプラットフォームの双方を提供するモデルがベスト」とし、「新会社でそれを実現ことで、他の会社との直接的な競争を避け、新しい世界を切り拓くことができるのではないか」と語った。