河出書房新社、「日本文学全集」(池澤夏樹=個人編集)刊行へ
文=新文化編集部
11月に、同社では47年ぶりの「日本文学全集」(全30巻)の刊行を開始する。2007年11月に刊行し始めた「世界文学全集」(全24巻)以来、7年ぶりに池澤氏が個人編集する。当時、「全集の刊行は無謀」といわれたが、累計40万部を実売した。「日本文学全集」も書店を通じて学校・公共図書館、個人向けに全巻予約を促進し、市場を喚起させる。全巻予約者には特製ブックスタンドを進呈。来年3月末日までの申込み分には、本体8万7400円を10%オフした特別定価で対応する。
5月15日、東京・神楽坂の日本出版クラブ会館に取次会社やマスコミなど約100人を集め、「こども生物図鑑」(6月下旬刊)、「世界の音楽 大図鑑」(10月下旬刊)、「なんでもまる見え大図鑑」(11月刊)の図鑑3点と「美しい知の遺産 世界の図書館」(10月上旬刊)など大型企画を発表した。