第2回「大阪の本屋と問屋が選んだほんまに読んでほしい本」に三浦しをん『仏果を得ず』(双葉社)
文=新文化編集部
在阪の書店員や取次会社などの有志で組織するOsaka Book One Project(OBOP)が発表。7月25日から、「期間中(来年1月末まで)の目標販売部数10万部」を掲げ、大阪府下の全書店と近隣エリアの書店でOBOP特製帯付きでの拡販を開始した。来年3月には感謝の集いを開き、販売状況に応じて、今回も府下の社会福祉施設への図書寄贈を実施する予定。
OBOPは、「書店・取次の垣根を越えて大阪に関する1冊の本を拡販し、その利益の一部で本の寄贈を行う」ことを目的に立ち上げられた。昨年の第1回は髙田郁『銀二貫』(幻冬舎)を選出し、今年1月末までに5万2229冊を販売。大阪府社会福祉協議会を経由して児童養護施設に148万円分の本を寄贈した。