静岡書店大賞、児童書新作部門で『うみの100かいだてのいえ』が大賞
文=新文化編集部
12月4日、第3回「静岡書店大賞」の小説、児童書の新作・名作、文庫(映像化したい文庫)の4部門の大賞を発表。大賞は小説部門が新潮社『本屋さんのダイアナ』(柚木麻子)、児童書の新作部門が偕成社『うみの100かいだてのいえ』(いわいとしお)、名作部門が福音館書店『ぐりとぐら』(なかがわりえこ・やまわきゆりこ)、文庫部門がPHP研究所『書店ガール3』(碧野圭)となった。
当日は、静岡市内のホールで、大賞作家を招いて授賞式を開催。また、午後7時から県内の181書店で大賞フェアをスタートさせた。フェアは、各部門の大賞作に児童書新作部門2位の金の星社『かぜのでんわ』、3位の金の星社『おかあさんだいすきだよ』を加えた6タイトル(合計1万1000部)で展開する。
今回は学校図書館員にも投票権を与え、書店員637人、図書館員64人の合計701人が投票。大賞作のなかでは『うみの~』が386ポイントを獲得し、圧倒的な人気となった。