「紀伊國屋書店ベストセラー大賞」、ダイヤモンド社がダブル受賞
文=新文化編集部
紀伊國屋書店はこのほど、同社などが選ぶ3賞を発表。直近の1年間で売上げに最も貢献した出版社、著者に贈る「紀伊國屋書店ベストセラー大賞」は、出版社部門がダイヤモンド社、著者部門がダイヤモンド・ビッグ社「地球の歩き方」編集室に決まり、両部門での受賞となった。
また、「キノベス!」は過去1年間に出版された新刊を対象に、同店スタッフが「本当に面白く、ぜひ読んでほしい本」を選んだ。「紀伊國屋じんぶん大賞2015 読者と選ぶ人文書ベスト30」は読者アンケートをもとに出版社、同店スタッフでベスト30を選出した。「キノベス!」「じんぶん大賞」上位5作品は下記の通り。
なお、各賞の授賞式は3月30日、紀伊國屋書店新宿南店の紀伊國屋サザンシアターで。
〈キノベス!2015〉
1位=『紙つなげ! 彼らが本の紙を造っている』(佐々涼子、早川書房)
2位=『殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件』(清水潔、新潮社)
3位=『鹿の王 上下』(上橋菜穂子、KADOKAWA 角川書店)
4位=『サラバ! 上下』(西加奈子、小学館)
5位=『帰ってきたヒトラー 上下』(ティムール・ヴェルメシュ/森内薫訳、河出書房新社)
〈紀伊國屋じんぶん大賞2015〉
大賞=『弱いつながり 検索ワードを探す旅』(東浩紀、幻冬舎)
2位=『視覚文化「超」講義』(石岡良治、フィルムアート社)
3位=『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』(加藤直樹、ころから)
4位=『ラインズ 線の文化史』(ティム・インゴルド/工藤晋訳、左右社)
5位=『セラピスト』(最相葉月、新潮社)