ビリギャル効果で『ジーニアス英和辞典 第5版』好調
文=新文化編集部
昨年12月、大修館書店が発売した『ジーニアス英和辞典 第5版』が好調だ。紀伊國屋書店、日販、丸善、ジュンク堂書店の販売データでは、第4版と比べて平均前年同期比111%増と2倍以上となっている。今回、8年ぶりの改訂もさることながら、『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』(KADOKAWA アスキー・メディアワークス)のなかで、「英和辞典は迷ったらジーニアス」と紹介されたことも大きな要因となっている。こうした動きは昨年9月から第4版で顕著だった。同年9~11月の実売数前年同期比は約8%増で推移していた。
大修館書店では、第5版の発売前からB5判のリーフレットをつくり、学校の先生や書店に配布していたことも要因のひとつとみている。