中央公論新社『怒り』、2016年に映画化
文=新文化編集部
吉田修一『怒り』(上・下巻)が、2016年に東宝系で映画化されることが決まった。同書は「2015年本屋大賞」にノミネートされており、社内プロジェクトチームの動きが慌ただしく、本格的に動き始めた。『怒り』は読売新聞の連載小説をまとめたミステリー文芸。昨年1月に上下巻が同時発売され、上・下巻合わせて16万4000部を発行。
中央公論新社のプロジェクトチームは、同書が発売する約半年前、編集・販売・宣伝部の4人で結成され、多角的な促進方法を議論してきた。「本屋大賞」ノミネート、「映画化」が決まり、士気が高まっている。