「2015大学読書人大賞」に河野裕氏『いなくなれ、群青』
文・写真=新文化編集部
- 各サークルのプレゼンを聞いて、順位をつける討論参加者
「大学読書人大賞」実行委員会と出版文化産業振興財団(JPIC)が主催する「2015大学読書人大賞」が5月10日、河野裕氏の『いなくなれ、群青』(新潮文庫nex)に決まった。
同賞は大学の文芸サークルが候補作を選出、投票し最終討論会を経て「この1年で最も輝いていた本」を決定するもの。
同日、東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で討論会が行われ、最終候補作5作をサークル代表者がプレゼン。九州大学・文藝部の松浦優斗さんが発表した『いなくなれ、群青』が大賞に輝いた。贈賞式は6月中旬に行う。
同書は2014年9月から刊行が始まった「新潮文庫nex」の第1弾。6月1日に続編『その白さえ嘘だとしても』が発売される。