又吉直樹氏『火花』、100万部突破
文・写真=新文化編集部
- 会見後、急きょ行われた囲み取材に応じる又吉氏
文藝春秋は7月16日に発表された第153回「芥川賞」の受賞作『火花』について、同17日に増刷を決め、累計発行部数104万部になった。
『火花』は今年3月、純文学作品としては異例の初版15万部で刊行。芥川賞の選考会が行われる16日までに64万部(12刷)を発行していた。
芥川賞は又吉氏のほかに羽田圭介氏「スクラップ・アンド・ビルド」(「文學界」3月号)も受賞、直木賞は東山彰良氏『流』(講談社)に決定した。「スクラップ~」は8月上旬に文藝春秋から刊行する。『流』も受賞を受けて増刷し、5刷・8万5000部に。出来日は7月21日。