アニメイトと出版4社、タイに日本の漫画・アニメ拠点を開設

文=新文化編集部

アニメイト、KADOKAWA、講談社、集英社、小学館の5社は9月1日、合弁会社・(株)ジャパン マンガ アライアンス(JMA)を設立し、年内にも日本発の漫画・アニメ関連商品などを海外に紹介・販売する拠点をタイ・バンコク市内に開設すると発表した。新会社の資本金は4億9600万円。5社がほぼ均等に出資する。代表取締役にはアニメイト取締役の國枝信吾氏が就いた。

今秋にもJMAが全額出資の現地法人を立ち上げ、売場約200坪の販売ショップを「animate」の屋号で出店する。正規版商品の流通促進を図る一方、現地消費者への啓蒙活動で海賊版の抑制に取り組む。店内では漫画・アニメに関連する単行本やライトノベル、イラスト集、キャラクターグッズ、フィギュア、音楽CD、DVDなどの最新版を販売する。将来的には漫画家などのサイン会やトークイベントなども開く。日本の漫画・アニメファンの拡大で、訪日観光客の誘致にもつなげたい考え。

JMAの役員陣容は次の通り。
代表取締役=國枝信吾
取締役=塚本進(KADOKAWA)、峰岸延也(講談社)、隅野叙雄(集英社)、相賀信宏(小学館)

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