17年前の三島由紀夫「命売ります」、再ブレイク
文=新文化編集部
筑摩書房が1998年に刊行した同書(ちくま文庫)が、7月から再燃して4カ月間で17万部を重版した。芥川賞を受賞した又吉直樹氏が文豪といわれる作家の魅力を発信し続けたことや、帯を新装したことで累計21万1200部となり、いまも好調な売行きを示している。
同社では今回のブーム再燃を受けて、好きな三島作品を選ぶ「緊急国民アンケート」を展開中。紀伊國屋書店新宿本店でも、新潮文庫、ちくま文庫の「共同宣言『1周して!?あたらしいぞ文豪は』フェア」を始めた。