第25回神保町ブックフェスティバル、「来場者数はこれまでで一番」
文・写真=新文化編集部
- 終日、来場者で賑わったすずらん通り
10月31日、11月1日、東京・千代田区のすずらん通り・さくら通り・神保町三井ビルディング前の広場で行われ、出版社など135社が出展。汚損本、自由価格本を中心に割引販売した。両日とも天候に恵まれ、多くの読者で賑わった。出展社からは「来場者数はこれまでで一番だった」という声が相次いだ。
近年、出展社のなかで販売金額1位の早川書房は、両日合わせて約2500冊を用意。すべての書籍に著者のサインを入れて定価販売した。初日は、開催時間の3時間以上前の午前7時から並んでいた人もいたという。同日午後3時時点で100万円近く売り上げた。
今年は「こどもの本ひろば」を集英社、小学館前の広場から神保町三井ビルディング前広場に移し、児童書を刊行する出版社14社が「絵本・児童書ワゴンセール」を開催。おはなし会、音楽会、こどものためのジャズライブにも親子づれが集まり、各日2回行われた「紙すき体験」には各回とも100人以上が参加した。