文春文庫「目利き編集者N」フェア、売上げ10倍タイトルも
文・写真=新文化編集部
- 永嶋氏の似顔絵イラスト入りPOP
毎年11月初旬から展開しているミステリーフェアを、今年は「目利き編集者Nの偏愛ミステリー」という切り口で選書した。
「目利き編集者N」とは、文藝春秋・文庫編集部の永嶋俊一郎氏のこと。累計63万部の『その女アレックス』著者、ピエール・ルメートルやスティーブン・キングの翻訳本などの編集を担当している。タイトルは、営業部からの提案をベースに、永嶋氏が選書に加わり「ミステリーの枠は外さず、推せばもっと売れる」銘柄をピックアップ。これまでに北方謙三『擬態』が実売600冊強、若竹七海『悪いうさぎ』も500冊強に。乃南アサ『自白』は実施前と比べて売上げ10倍にまで伸長した。